山陽電車姫路駅近くにイタリアンカフェ「cafe Rei」（姫路市忍町、TEL 079-227-6361）が7月7日、オープンした。

看板メニューのパンケーキ

　店舗面積は約20坪。2人用テーブル3卓、4人用テーブル2卓、2人用ソファ席1卓、4人用丸テーブル1卓、1人用丸テーブル1卓の計21席。

　外観は淡いベージュの壁に薄紫色の扉、金文字で同店ロゴが描かれた窓ガラスが目を引く。内装はシャンデリアが輝く高めの天井に淡い水色と白の幅広いストライプ柄の壁、明るい木目の床で、白いテーブルと椅子やワインレッドのソファを使い、結婚式の2次会などのパーティーに向いた空間を演出した。

　同店の店主・藤井慎市さんは、20歳のころよりパティシエとして大阪など関西の有名ケーキ店で約10年間働いた。その後、菓子専門学校の講師を約2年間務めた後、姫路おみぞ筋商店街に有る「アルベロ」などのイタリアンレストランで約4年間働いた経験を持つ。

　パティシエ時代は菓子コンクールでの入賞経験を持ち、依頼を受けてルビーの展示会用に総額3億円のルビーをあしらった城をイメージしたシュガークラフトを制作し、雑誌「婦人画報」に掲載されたこともあるという。店名は、その時に使っていたアーティストネーム「Rei」から。

　同店でもパーティー用にマジパン（粉末のアーモンド・砂糖・卵白をこねてペースト状にしたもの）を用いたケーキや、クロカンブッシュというシュークリームのウエディングケーキも用意する。

　藤井さんは「本格的な料理を出す、パーティーの行えるオシャレな空間を目指した。特に女性に喜んでもらえる空間に仕上げた。新鮮な食材がすぐに手に入る市場に近いので、最初にお出しする前菜から本格的な料理で感激してもらえるようにしたい」と語る。

　看板メニューは、パンケーキと「真鯛（まだい）とミニトマトのアーリオ・オーリオ　アクアパッツァ風パスタ」。パンケーキは、食感や風味を良くするために姫路市夢前町産の卵と蜂蜜を使用しているという。「真鯛とミニトマトのアーリオ・オーリオ」にサラダとパンとドリンクが付いたランチセットは1,200円。週替わりのパスタ、ピザなどのランチメニューは1,000円から。

　ディナーのアラカルトは、グリーンサラダ、生ハム50グラム（以上600円）、ローストポーク、生ハムサラダ（以上800円）、チーズとドライフルーツの盛り合わせ、カプレーゼ（以上700円）、カポナータ（650円）、オリーブ盛り合わせ、しらすのアヒージョ　バケット付き（以上400円）など。ピザはマリナーラ（900円）、マルゲリータ（1,000円）、マルゲリータ・トンノ（1,200円）など。パスタは、トマト・バジル・モッツァレラ（1,000円）、ペンネ・アラビアータ（900円）、ボロネーゼ（1,000円）、カルボナーラ・タリアッテレ（1,200円）など。ドルチェメニューはハニー、ココ、アズーリ（以上800円）、シュクレ、ショコラ（以上700円）など。

　週替わりメニューで提供しているチーズバーガーは、菓子専門学校での教え子の実家から仕入れた国産あらびき牛肉をたっぷり使い、もっちりとした食感のパンを使用。かみ応えがあり、「味がしっかりしていてお勧め」という。

　ランチメニューのセットドリンクは、ジュース各種、コーラ、ジンジャーエール、エスプレッソコーヒーなど。ドルチェタイムのドリンクは、マンゴーラッシーサワー、ストロベリーソルベソーダ、ストロベリーラテ、焦がしキャラメルラテ、マシュマロノワゼットラテ（以上600円）、ロゼロワイヤルティー（550円）、ジュース各種、コーヒー（以上400円）など。

　「新しいメニューをどんどん増やしていきたい。エスプレッソティラミスのパンケーキを早速メニューに加える予定」と藤井さん。ウエディング用のデコレーションケーキや、アイシングクッキー（クッキーの表面に砂糖や卵白を混ぜたペースト状のクリームをのせてデコレーションを楽しむクッキー）の教室をランチ付きで開き、ケーキ作りの楽しさを体験してもらいたい」と抱負を語る。

　営業時間は、ランチタイム＝11時～15時、ドルチェタイム＝14時30分～18時、ディナー＝18時～23時。水曜定休。