姫路市の播磨国総社こと射楯兵主神社(いたてひょうずじんじゃ)(姫路市総社本町)では、2015年の幕開けとなる1月1日、家内安全などを願うたくさんの初詣客でにぎわった。
午前零時の太鼓の合図で始まった新春祈願祭の参拝は、16時現在、気温2度と冷え込み、雪も降る中、参拝を待つ人の列が参道の入り口にある大鳥居近くまで続いた。本殿では、順番が来ると鈴を鳴らし、さい銭を投げ入れ、手を合わせ、今年1年の無事や健康などを熱心に祈念する姿が見られた。
境内には、数多くの奉納されたちょうちんがつり下げられ、初詣客の目を引き付けた。時折、初神楽の奉納が行われ、にぎやかな鈴や太鼓の音が広がり、正月ムード一色に染まった。
参道には、カステラ焼きなどを売る露店が並び、参拝帰りに買い求める客で店頭はにぎわいを見せた。
初詣に訪れていた姫路市在住の足立祐輔さんは「今年は、自分自身を大切に、人にも大切に接していく年にしたい」と抱負を語った。