台風11号が直撃した姫路市白浜海岸で8月11日、ボランティア団体マパビーズ(姫路市白浜町丙)の呼び掛けにより、砂浜に漂着したゴミ拾いの緊急奉仕活動が行われた。
同海岸は潮干狩りや海水浴場として広く市民から利用されている。同団体は子どもの健全育成、男女共同参画社会の形成の促進、まちづくりの推進に寄与する活動を行う中で、子育て支援活動としてのイベント・サークル活動などを実施している。
前日からの呼び掛けにもかかわらず、台風通過後の同海岸の惨状を聞き付けた地元の少年野球チーム「白浜イーグルス」の子どもたちや保護者が参加。急きょ立ち上げたフェイスブックイベント「緊急 海岸清掃 姫路市白浜海水浴場」に応じたボランティアも含め、約60人が10時30分ごろから続々と集まり、約2時間半かけてゴミ拾いを行った。
夏休みやお盆休みでにぎわう予定だった海水浴場は漂着したゴミで無残な姿となっていた。漂着したゴミの多くはペットボトルやカップ麺の容器、ライター、ビニール袋などのプラスチック製品など。2時間半の活動により、ゴミ袋で100袋以上の漂着物を回収した。
加古郡播磨町から参加した松本大さんは「皆で掃除をすると、最初に見た時には不可能と思える量のゴミでもかなり集めることができ、きれいになった」と満足気に語った。同団体代表・星尾拓也さんによると「実際に回収できたのは半分程度」とのことで、同団体では今後も継続的に海岸のゴミ拾いを行い、親子で白浜海水浴場を楽しんでもらえる環境作りに取り組んでいきたいという。
同団体では、ボランティア会員や協力団体なども募集している。