姫路の灘菊酒造(手柄1)で12月16日、来年2月に開催される地産地消品の見本市「味覚の展示場」に出展する新作メニューがお披露目された。
2005年に初めて開催された同見本市。主催は地産地消の実践をテーマに活動する団体「食・地の座」で、会員には家業として「食」に携わる中小32事業者が加わる。
同団体は毎年、新たなテーマを提案。提案を受けた各会員が1年間かけて開発するメニューを一堂に集めて開く同見本市で発表してきた。8回目となる今年のテーマは「播磨の恵み」。お披露目には、会員のうち約25事業者が自慢の新作を持ち寄りアピールに努めた。
今年の新作で目立つのは、「米」「ユズ」「ショウガ」「日本酒」「酒かす」を使うメニュー。いずれも姫路など播磨地方の特産品や特産品由来の食材で、来年正月から放映が始まるNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」にあやかろうと、主人公・黒田官兵衛にちなむメニューも見られた。
同団体事務局長の松本晴幹さんは「今回の見本市も私たちの活動を地域に向けて発信する良い機会にできるよう努めたい」と話す。
開催日は2月15日・16日。開催時間は10時~16時。特典付き前売り券(1,000円)を各会員の店舗などで販売中。問い合わせは事務局「川のほとりの美術館」(西中島、TEL 079-285-3770)まで。