姫路市などで路線バスを運行する神姫バス(姫路市西駅前町)が6月22日~24日、同期間中に姫路市街地で開催される夏祭り「姫路ゆかたまつり」に合わせ、浴衣着用で路線バスを利用する人を対象にバス運賃を半額に割り引くサービスを実施する。
旧藩時代の庶民が長壁神社(立町)の例祭に浴衣がけでの参加を許された故事にちなむ同祭。現在も、女性を中心に浴衣姿で祭りを楽しむ人が多く見られる。同サービスは、地元交通事業者として祭りを盛り上げたいと、同社が企画。毎年実施してきた。期間中は、浴衣着用でバスを利用する人の運賃を、大人・子どもとも半額に割り引く。浴衣のほか、着物や甚平(じんべい)、作務衣(さむえ)を着る人も対象。
「毎年好評を得てきたサービス」と同社バス事業部営業課の酒井一哉課長。「浴衣姿でも安心・安全なバスを利用することで、気軽に祭りを楽しんでもらえれば」と利用を呼び掛ける。
同サービスを適用するバスは、高速バスと空港リムジンバスを除く路線バスのうち、姫路駅(北口・南口)とJR網干駅、山電網干駅、山電飾磨駅を発着する全路線の全区間。姫路駅までの大人割引運賃は、安志から490円(通常970円)、前之庄から380円(同750円)、江鮒団地から230円(同460円)、飾東出張所前から180円(同360円)、姫路港から130円(同260円)など。利用は現金に限り、ICカードでの利用は適用外となるので注意が必要。