山陽姫路駅前の「山陽百貨店」西館(姫路市西駅前町)ビル壁面にこのほど、同館5階に入るテナント「Loft(姫路ロフト)」の看板が上がった。
2009年3月に営業面積約310坪の小型業態でオープンした同店。同百貨店5階リビングフロアの改装に合わせ、4月12日に売り場をリニューアルしたばかり。新たにトラベル用品やかばんのコーナーを設けたほか、スタンプカードの発行も開始。看板の掲出はリニューアルに合わせたもので、黄色と黒の配色で知られる同店のロゴが同百貨店のロゴと並び、「控えめ」に踊る。
同百貨店の近隣では、本館(南町)から100メートルほど離れたJR姫路駅前に同駅の新たな駅ビル「Piole(ピオレ)」が4月30日オープン。核テナントの「東急ハンズ姫路店」(約400坪)もロゴを壁面に掲げてアピールに努める。
「小型店とはいえ、国内の二大生活雑貨専門店が駅前にそろったことを実感する」と喜ぶのは、同駅前で買い物を楽しんでいた秋武美穂里さん(宍粟市在住)。山陽百貨店が、ピオレのオープンを追う形で約4000平方メートルの増床を行うと報じられていることにも触れ、「商業施設が競い合うことで、買い物の楽しみが増えるなら歓迎」と期待を寄せる。