姫路駅前広場の公共庭園「キャッスルガーデン」(姫路市駅前町)で3月15日、電池式のモーターで動く自動車型プラモデルを走らせてスピードを競うレース「ミニ四駆大会」が開催される。主催はドリスピ(岡山市北区)。
ミニ四駆は1982(昭和57)年、玩具メーカー「タミヤ」(静岡市駿河区)が発売。全長約15センチ、幅約10センチ。1,000円前後と安価でチューンアップの楽しみもあることから子どもを中心にブームを巻き起こした。以来30年間にわたり、「初心者にも分かりやすく作りやすい」をコンセプトに多様なモデルを展開。メーカー主催のレース大会「ミニ四駆ジャパンカップ」では毎年1万人以上を集めるなど、現在も子どもから大人までの幅広い層にファンを持つ。
今回の大会は、「メディオ!杯」と題して庭園内の一部ににミニ四駆専用のコースを特設。民間が主催するイベントなどに同駅前の公共スペースを貸し出す姫路市の社会実験「チャレンジ駅前おもてなし」制度を活用する。レースはトライアル形式を採用。参加者は持ち寄ったミニ四駆でタイムを競う。クラスは年齢別。中学生以下が対象の「ジュニアクラス」と年齢無制限の「オープンクラス」を設け、定期的な開催を目指す。
ドリスピ社ホビー事業部の塩崎浩司さんは「駅前広場では初の試みとなるミニ四駆大会。皆さんの参戦をお待ちしている」と呼び掛ける。「当日は無料駐車場の用意がないので注意してほしい」とも。
スタートは12時。エントリーは11時30分~。雨天中止。同社が運営するホビーショップ「メディオ!姫路店」(東駅前町、TEL 079-284-4758)では事前エントリーも受け付ける。4月は12日(JR姫路駅中央地下通路)と27日(姫路フォーラスホール)に開催予定。