はりま勝原駅前のワイン専門店「わいん酒屋Ragloppa(ラグロッパ)」(姫路市勝原区熊見、TEL 079-228-7726)で12月19日、ワインをだしに使う同店オリジナルの鍋料理「わいん鍋」のお披露目会が開かれた。
12月3日にオープンしたばかりの同店。同駅前のベーカリーカフェ「KOTOBUKI(コトブキ)」2階に広さ24坪の店を構える。イタリアやフランス、スペイン、ポルトガル、チリなどの各国から取り寄せて提供するワインの種類は約600種類。家庭でも気軽に飲める2,000円台までを価格帯の中心に据える。
店主の桑原宏寿さんは姫路出身。約30年間ワイン輸入業者に勤めた経験を生かし、妻の福味代さんを伴いUターンして店を開いた。話が持ち上がったのは今年の正月。「コトブキ」のオーナーが桑原さんの同窓だったことから具体化した。夏ごろから準備にかかり、約半年間かけて内外装を整備。今月のオープンにこぎ着けた。
店内には売り場のほか15人ほどが座れる大テーブルを備えるフリースペースも開設。休憩や試飲、パーティーなどに利用してもらう。イベント第1号となるお披露目会は、中年世代の男女が気軽にワインと親しめる機会を提供しようと企画。15人が集まった。タラやエビ、タコなどの魚介類をワインで仕立てのオリジナルだしで煮込む「わいん鍋」に舌鼓を打ちながら談笑。和やかなひとときを過ごした。
「交流の場所や機会を提供することが地域貢献につながれば何より」と桑原さん。「気軽に立ち寄ってもらえる店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は10時~20時。フリースペースの利用は24時までで、希望によりワインや料理を提供するほか持ち込みでの飲食も可能。応相談・要予約。