姫路城近くの大手前公園(姫路市本町)で10月5日・6日、同城を訪れる観光客らを市民がもてなすイベント「姫路城応援フェスティバル」が開催される。主催はツイッター姫路交流会(飾磨区三宅1)。
同フェスは2011年に初めて開催。2015年まで続く「平成の大修理」で来城客数に陰りが見られる姫路城への観光誘致を図ろうと、姫路市の観光振興事業「姫路城応援事業」を同交流会が受託することで、毎年秋に行ってきた。今年は「前夜祭」(5日)を初めて設定。夜間にもイベントを楽しめるようにする。
主なプログラムは「おもてなし物産展」「フリーマーケット」「ステージイベント」「スタンプラリー」の4つ。おもてなし物産展では、グルメ屋台と移動販売車合わせて約40店がB級グルメやファストフード、ドリンクなどを提供する。フリーマーケット(6日のみ)には約20店が出店。愛好家や作家が作るハンドメード雑貨などを即売する。
ステージイベントでは、両日にわたり音楽やダンスのパフォーマーら約20団体が出演。6日昼にはコミュニティーFM「fm-GIG KOBE station 幸せ発信局」(神戸市中央区)がステージ上で公開録音を行い、「わるキャラ」を売りに凶悪なパフォーマンスを披露することで知られるゆるきゃら「わるタン」も登場する。
スタンプラリー(6日のみ)は、姫路駅から会場へ続くアーケード街をコースに実施。チェックポイントを通過しながら会場までの道のりを楽しんでもらう。
「初めての試みとなる『前夜祭』は、ライトアップで浮かび上がる姫路城を肴(さかな)に酒食を楽しんでもらう趣向」と同イベント実行委員長の内田雅康さん。「会場内には畳敷きの休憩スペースも用意する。秋の夜長をゆっくりと楽しんでいただきたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、5日=16時~21時、6日=10時~16時。