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姫路・大津で地域挙げての夏祭り-市蝶「ジャコウアゲハ」展も

イラストマップ「大津に棲む昆虫たち!」を製作した入江可菜実さん(写真左)と可菜実さんの父・修司さん(同右)。大津公民館(姫路市大津区天満)で。7月24日

イラストマップ「大津に棲む昆虫たち!」を製作した入江可菜実さん(写真左)と可菜実さんの父・修司さん(同右)。大津公民館(姫路市大津区天満)で。7月24日

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 姫路市立大津小学校(姫路市大津区天満)で7月27日、地域住民らによる夏祭りイベント「大好き大津! ふれあい夏まつり」が開催される。

会場となる大津小学校

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 地元自治会やPTAなど約15団体でつくる「大津校区地域夢プラン実行委員会」が主催する同イベント。農地や企業遊休地の転換による宅地開発が進む大津地域で、新たな住民が古くからの地域コミュニティーと親しむきっかけを作ろうと2007年に初めて開催した。今年で7回目。地域の子どもらが通う同小で、ファストフードやドリンク、ゲームの模擬店や演芸大会などのプログラムを展開する。

 今回は、姫路の市蝶(しちょう)「ジャコウアゲハ」をはじめとする昆虫にスポットを当てる特別展「大津に棲(す)む昆虫たち展-ジャコウアゲハとお菊さん」も開催。地元在住の昆虫研究家・相坂耕作さんの監修を受けて取り組んだジャコウアゲハの飼育から繁殖に至る成果を披露するとともに、15時からは相坂さんが講演も行う。

 会場ではジャコウアゲハの関連資料を展示するほか、放った成虫を間近で観察できるコーナーなどを開設。幼虫の通称「お菊虫」のいわれとされる怪談「播州(番町とも)皿屋敷」に登場する幽霊「お菊」にちなみ、怪談を描いた浮世絵などを飾る傍ら、お化け屋敷もプログラムに加える。

 特別展の開催に先立ち同委員会では、同地域に生息する昆虫が一目でわかるイラストマップも作成。同校の児童全員へ配布したほか、夏祭りの会場でも来場客に配る。マップを描いたのは、地元在住の芸大生・入江可菜実さん。「父の後について2011年から夏祭りを手伝ってきたところ、今回はマップの製作で特別展に携わることになった」と振り返り、「子どもも大人も楽しめるイベント。参加する子ども同士の付き合いを通じて、保護者同士で新たなコミュニケーションを築いてもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は14時~20時30分。雨天延期(28日)。イラストマップ希望者には大津公民館(同、TEL 079-236-1217)でも配布(28日~8月5日)する。

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