山陽電気鉄道(山陽電鉄、神戸市長田区)は5月7日、同電鉄が運営するフェイスブックページ「山陽電車『えすこーとさんよう』」への「いいね!」数が3000人に達したことを同ページで報告した。
姫路と神戸を結ぶ同電鉄沿線の「今を知ってもらいたい」と同社総務本部が企画・運営している同ページ。開設は2012年2月で、兵庫県内に路線を持つ鉄道事業者の先駆けとなった。
ページの本格運用は同年3月からで、当初は姫路城や明石城など沿線の桜開花状況をメーンに投稿。現在は観光情報のほか、遊園地「須磨浦山上遊園」(同須磨区)や駅構内の店舗「山陽そば」「山陽たい焼き店」といった関連事業のキャンペーン情報も提供する。鉄道ファン向けには、保有車両や施設を解説する「技術課長のミニコラム」も開設。系列の山陽バス情報も一部ある。約13カ月間で「いいね!」3000人を達成した。
投稿へのコメントは、沿線住民や利用客、地元鉄道ファンが中心。今年2月に高砂市の踏切で発生した脱線事故では応援コメントも寄せられるなど、同電鉄と沿線地域とを結ぶ「絆」の役割を果たす場面もあった。
7日夜同社は「いいね!」数にちなみ、主に普通車(各駅停車)で運用する車両・3000系の写真を同ページへ投稿して3000人達成を報告。「いいね!」への感謝を述べると共に、「今後も、山陽沿線の『今』を発信していきますので、応援よろしくお願いいたします」と結んだ。