春の大型連休を前に4月17日、姫路・家島の観光事業組合が観光客向けに貸し出す「レンタル電動自転車」の増車を行うと共に、新たな観光マップも発表した。
姫路沖の播磨灘に浮かぶ家島諸島。人が住む4島のうち「レンタル電動自転車」があるのは家島本島で、同諸島内の観光業者らでつくる家島観光事業組合(姫路市家島町真浦、TEL 079-325-8777)が昨年6月に貸し出しを始めた。当初は4台を用意していたが、後に5台へ増強。今回は新たに6台を増車し、合計11台での貸し出し体制が整う。
同組合では、電動自転車の増車に合わせ新たな観光マップ「サイクリング&ウォーキングMAP」を発表。マップのデザインは同市在住のイラストレーター・しのりんさんに依頼し、昨年12月から約4カ月間かけて練り上げた。マップでは、本島と、本島からの渡船を利用できる坊勢島の2島内を巡る自転車・徒歩向けの観光コース合わせて5コースを提案。男鹿島・西島の2島と共にイラスト入りで紹介し、汽船乗り場などで配布する。
「島内は道路が狭く起伏もあることから、移動をたやすくする電動自転車のメリットは大きい」と岡部賀胤組合長。「マップを手にゆっくりとペダルをこぎながら、島ならではの風光を楽しんでほしい」と利用を呼び掛ける。
料金は3時間まで1,200円。3時間を超える場合は1,500円。貸し出し時間は10時~16時。