姫路城西側、文学館近くに9月25日、「レンタルスペース・Shi-ro&しろ」(姫路市鷹匠町)がオープンした。
姫路城周辺の町家や古民家などを店舗として改修し、新たな観光資源として生かそうと活動する「ひめじRe-店舗計画」が企画した同スペース。空き家のままだった集合住宅の一部を、ムク板の塗装やしっくい塗り壁のワークショップなどを行いながら約2カ月かけて改修し、30分から借りられるレンタルスペースとして復活させた。
レンタルスペースは4.5畳、6畳、キッチンの2DKで、広さは合わせて約13坪。ムク板を敷き詰めた洋室タイプの「Shi-ro」と料理教室やカフェも可能なキッチンを備えた和室タイプの「しろ」の2タイプがあり、全室、4.5畳とキッチン、6.5畳とキッチンなど用途によって組み合わせが選べる。料金は30分200円から。
現在は、ヨガ教室、ベビーマッサージ、ハンドメード作家の展示・販売などで利用されている。「活動時間の限られている方に気軽に利用してもらえれば」と同団体のメンバーで1級建築士の浦篤志さん。「この地域にはまだまだ空き家になったままの店舗が多くあるので、新たな活用方法を見出し、地域活性につなげたい」とも。
問い合わせは町家カフェしょうあん(TEL 079-297-0828)まで。