姫路のフレンチレストラン「BARBACANE(バルバカンヌ)」(姫路市北条永良町、TEL 079-221-8050)2階ギャラリー「rencontre」で7月5日、ガラス作家・井本真紀さんと森美樹さんの作品展「ガラス二人展」が始まった。
井本さんは1977(昭和52)年兵庫県生まれ。2004年に倉敷芸術科学大学芸術学部工芸学科ガラス工芸コースを卒業後、同大学大学院芸術研究科に進み2010年に博士課程を修了。2008年に「第3回現代ガラス大賞展・富山2008」入選。現在は、倉敷を中心に各地で個展を開きながら創作活動を続けている。
1980(昭和55)年広島県生まれの森美樹さんは、2007年に同大学院芸術研究科を修了後、ガラス作家として活動を始め、現在は、倉庫を利用したアート工房「駅東倉庫gallery Minato」(岡山県)で作品を制作している。
2人の作品は共にキルン(電気炉)を使って制作したガラスのオブジェで、吹きガラスのパーツに粉ガラスをかぶせて焼成した井本さんの作品約40点と、石膏こうの型に詰め焼成させた森さんの作品約50点を会場と店内に展示するほか、森さんが制作した皿は料理の器としても登場する。
10日は、同店内で作家を囲んだお茶会「ARTIST CAFE」も予定する。井本さんは「ガラスが溶けて変化していく様、その時落ちていくものと、新たに育ってくるもののたたずまいを感じてもらえれば」と話す。
開催時間は10時30分~18時。月曜定休。今月24日まで。