姫路城三の丸高台にある「千姫ぼたん園」(姫路市本町)で4月29日・30日、「第19回 千姫ぼたん祭り」が開催される。
1993年の開園以来、毎年開催している同イベント。敷地面積1万4千平方メートルの園内には、市民や観光客の浄財で植えられた約80種1,500本のボタンやツツジがあり、毎年見頃を迎える4月下旬~5月上旬にかけて満開の花々を楽しもうと市内外から多くの人が訪れる。
当日は、お茶席や俳句会、ボタンの苗木を販売する「みどり市」などが行われるほか、会場に設けた特設ステージで、甲冑武者のパフォーマンスや日本舞踊、マジックショーなども行われる。
30日は、13時より千姫や本多忠刻、鎧(よろい)武者などがパレードする「千姫お興入れ行列」が行われるほか、革細工や布小物など約18店が出店する手づくり雑貨の展示即売会「べっちょない市」も開かれる。
同会事務局の大森正雄さんは「今回の見どころはNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』にちなんで名付けられた新品種の黒ボタン『江』。園内に設けた『葵の庭』で植樹式も行う」と話す。
開催時間は10時~15時。入場無料。(雨天の場合はステージでの催しは中止)