姫路市保健所動物管理センター(姫路市東郷町)で4月3日、同センターで保護された犬を引き取り希望者に譲渡する「わんちゃん譲渡会(犬の譲渡会)」が開かれ、18家族40人が参加した。
譲渡会は2006年の動物愛護法改正を受け、2007年から同センターが定期的に開いているもので譲渡は無料。現在までに約300匹の犬を新たな飼い主の元へ送り出してきた。同センター職員の今井真由美さんは「引き取り希望者の住居形態や家族構成、過去の飼育経験、犬の性格や体の大きさなどを考慮し、それぞれの家庭にふさわしい犬を紹介している」と話す。「譲渡後にフォローアップ講習を開くなど、アフターケアにも力を入れている。私たちの願いは、犬だけでなく新たな飼い主も幸せになってもらうこと」とも。
譲渡会への参加には事前申請が必要。書類審査や家庭訪問で一定の飼育条件を満たすと認定を受けた上、譲渡会当日の譲渡前講習を受けると引き取り資格を得ることができる。
「回を追うごとに希望者が増えている。今後も譲渡会への理解を深めながら、大切に育ててくれる飼い主の元へ一匹でも多くの犬を送り出していく」と今井さん。問い合わせは同センター(TEL 079-281-9741)まで。