姫路の公園に「砂の姫路城」-砂像彫刻家が16日かけて完成

 姫路城近くの公園「東御屋敷跡公園」で公開されている姫路城をモチーフにした砂像と前田実行委員長。

 姫路城近くの公園「東御屋敷跡公園」で公開されている姫路城をモチーフにした砂像と前田実行委員長。

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 東御屋敷跡公園(姫路市本町)で公開制作を行っていた「姫路城の砂像」が7月20日、完成した。主催は姫路青年会議所まちづくり実践委員会。

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 8月に行われる「お城まつり」に合わせ市民や観光客にを楽しんでもらおうと企画された同イベント。同委員会の前田洋助委員長は「姫路城が見えなくなるこの時に、何か大天守をモチーフにしたものを作りたかった。誰もが参加でき親しみを持て、見た目に姫路城を表現できるものとして砂像を作ることを決めた」と話す。

  砂像の高さは5メートル。使用した砂は約100トン。「軒のせりや屋根の形状を忠実に再現するためには粘着力が強い砂が必要」だったことから、砂は鳥取砂丘の地下70メートルから掘り出した「古代層の砂」を使用。彫刻は、砂像彫刻家・茶園勝彦さん(49)が手掛け、10日かけて土台を作り、その後ペインティングナイフで16日かけて完成させた。

 そのほか、「来場者にも砂像を体験してもらおう」と「しろまるひめ」の砂像を造る体験コーナーも用意する。「姫路城の砂像を見て驚いてもらい、砂像体験で改めて砂の持っている力や砂像の素晴らしさを実感してもらえれば」と前田さん。

 7月31日、8月1日は同砂像の周りに砂の城郭を築く市民参加のイベントを予定するほか、お城まつりがある8月7日はライトアップも予定する。公開は8月9日まで。

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