映画「おいしい給食 炎の修学旅行」の公開記念舞台あいさつが11月2日、アースシネマズ姫路(姫路市駅前町)で行われた。俳優の市原隼人さん、綾部真弥監督、岩淵規プロデューサーが登壇し、作品制作の裏側や撮影エピソードなどを語った。
映画「おいしい給食 炎の修学旅行」は、給食を愛する教師と生徒のやり取りをユーモラスに描く「おいしい給食」シリーズ最新作。10月25日からの全国公開を記念し実施している「炎の全国キャラバン舞台あいさつ」は青森から始まり、姫路は14会場目となった。当日は多くの観客が来場した。
市原さんは「学校が苦手だった子どもがこの作品をきっかけに登校が楽しみになったと聞くことがある。エンターテインメントの原点はお客さまのためだと改めて感じている」と話した。演じる教師・甘利田幸男のせりふ「皆さまはこんなもんですか?」に触れながら「作品を通して人々の中に眠る魅力や優しさに出合うきっかけになれば」と観客に呼びかけた。
綾部監督は「第1弾は2020年のコロナ禍で公開され、舞台あいさつができなかった時期もあった」と振り返る。岩淵プロデューサーも「シリーズを支えてくださる皆さんに直接感謝を伝えられることがうれしい」と笑顔を見せた。
イベント終盤には、綾部監督と市原さんが来場者とハイタッチを交わし、観客から大きな拍手が送られた。