姫路城の大規模な改修工事「平成の大修理」が始まり、観光客の減少を食い止めようと新たな観光誘致の案が模索される中、ツイッターで投稿された1枚の写真が地元のツイッターユーザーを中心に話題を集めている。
現在姫路市は、改修工事の状況を定点カメラで撮影しホームページで紹介している。話題の写真は、その画像を加工したもの。工事が進められている大天守前の三の丸広場に、昨年お台場(東京都品川区)で公開され話題となった「実物大ガンダム」が立つ。
ツイッターで同画像を見た人たちからは、「これステキ」「市役所がこんなん実現させたら胸トキめいてまう」「平成の大修理による観光客の減少を食い止める最善策!」「大賛成です」などのツイートが相次いだほか、「姫路城だから武者ガンダムで!」「姫路は鉄工所が多いので姫路で作れば観光誘致だけでなく雇用の創出にもつながるのでは」というツイートも。
武者ガンダムの制作について、金属切削加工業「高田工業協業組合」(神崎郡市川町)は「製作費だけで約3億円。期間は最低でも1年半必要。材質の選定や塗装などの表面処理、バランスの問題などクリアーしなければいけない問題はあるが製作可能」と話す。「姫路の活性化につながるのであれば採算度外視で貢献したい」とも。
実物大ガンダムは、7月24日から静岡市で開催されるイベント「模型の世界首都・静岡ホビーフェア」の目玉として展示される予定。その経済効果が注目される。