
雑貨店「enn」(姫路市夢前町)が6月11日、オープンした。
店舗面積は約22坪。昭和期に建てられた古民家を活用し、外装にはさびたトタン材をそのまま使う。地元の古民家再生プロジェクトの協力を得て改装したという。
商品はアンティーク家具にディスプレーされており、家具も販売の対象。「気に入ったら購入できるようにしている」と店主の新屋明美さん。アクセサリー、布雑貨、食器などを取りそろえる。内装は、経年変化のある木材や錆などをあえて残し、壁の塗装などは家族や友人の協力を得て仕上げた。アンティーク家具が映える空間を意識したという。
新屋さんは、ファッション専門学校を卒業後、アパレル業界で約10年間勤務。結婚後にデザイン会社を立ち上げ、販促物やウェブ、パッケージなどのデザイン業務を手がけてきた。同店は、自身が好むアイテムを集めた雑貨店として開業した。店内中央には、新屋さんが作業を行うデスクとパソコンを設置。デザインの仕事と店舗運営の両立を図る。「見るだけでも歓迎。気軽に立ち寄れる場を目指したい」と話す。
営業時間は11時~17時。火曜定休。