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姫路・雑草生け花展「草花あそび…」 自生する草花の生命力と美しさ表現

稽古の様子。教師を務める藤田一敬さん(左)

稽古の様子。教師を務める藤田一敬さん(左)

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 雑草生け花展「草花あそび…」が5月23日から、二階町商店街の「朱明堂」(姫路市二階町、TEL 079-222-2081)で開催される。

会場となる「朱明堂」の戸倉久美子さん(左)

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 路地、畑や田んぼなどに自生するノビル、コバンソウ、シロツメクサ、ヘビイチゴなど一般的に雑草と呼ばれる草花が持つ生命力と自然の美しさを表現する作品を展示する。

 主催は「いけばなデザイン一溪会 姫路支部 普通科」。同会は大阪を本部とする一溪会が全国4カ所で教室を展開しており、姫路支部は今年で設立20周年を迎える。同支部で教師を務める藤田一敬さんは、40年前に一溪会に出会い、大阪まで通って技術を習得したという。普通科は53歳~78歳の11人が所属し、月に2回の稽古を通して、自ら採集した雑草を石、木、瓦、壊れた茶わんなどさまざまな素材に生ける。「独創的なデザインで、草花本来の美しさを引き出す」と藤田さん。

 会場の「朱明堂」は、同会に通い始めて10年の戸倉久美子さんが経営する掛け軸・日本画・額装・びょうぶを取り扱う1930(昭和5)年創業の老舗店で、期間中特別開放する。

 藤田さんは「日常で見過ごされがちな雑草と生け花という日本の伝統芸術の融合による、作品の数々を見に来てほしい」と呼びかける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。今月27日まで。

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