姫路城大天守を覆う素屋根の工事始まる-入城料200円引き下げ

素屋根工事が始まった姫路城天守閣。

素屋根工事が始まった姫路城天守閣。

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 姫路城「平成の大修理」で、高さ約46メートルの大天守をすっぽりと覆う素屋根の工事が3月12日、始まった。着工に合わせて姫路市は天守閣の立ち入りを制限し入城料を通常より200円引き下げた。

工事が始まり立ち入り禁止となった天守閣入口の様子

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 建設が始まった素屋根は、高さ約53メートル。夏ごろに1階部分を完成させ、その後北、西、東、南側と順に大天守を覆っていき、12月ごろにはほぼ全体が覆われるという。完成は来年の2月ごろ。完成後は素屋根に設けた見学用施設から大天守の補修工事の様子を見ることができる。

 4月11日は花見シーズン最後の日曜日ということもあり、あいにくの雨にもかかわらず1万2,200人が訪れた。長崎県から訪れた橋本一郎さん(61)は「姫路に来てから天守閣に上がれない事を知った」と残念な表情を浮かべていた。

 入城料は2015年3月末まで、高校生以上400円、5歳~中学生100円。

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