姫路市夢前町山之内の農家レストラン「且緩々(しゃかんかん)」(姫路市夢前町山之内乙、TEL 079-338-0510)がオープンして1カ月がたった。運営は山之内楽農倶楽部(くらぶ)。
店舗は廃校となった山之内幼稚園を改装したもので、レストランの他に農産物直売所と健康教室を併設する。規模は木造平屋建て約137坪、席数はテーブル12卓の計48席。代表の福岡讓一さんは「且緩々とは、『落ち着いて、慌てず、焦らず、ゆっくりと』という意味の禅語から名付けた。『食と農と健康の郷(さと)』をコンセプトに7つのカテゴリーから体に優しいメニューを提供している」と話す。
ランチバイキングは、肉・魚・野菜のメイン料理から1品を選択し、「アスリート飯」「免疫力をあげる」「生活習慣病予防」「ストレス解消」「快眠」「美肌」「ダイエット」のカテゴリーに分けられた料理を客が自由に取り分けるスタイル。
メニューは、春雨のチャプチェ、野菜たっぷり豚キムチ、ニラと豆腐のチャンプルー、手羽元とサトイモの炒(い)り煮、セロリのクリームチーズあえ、ヒジキとレンコンの炒り煮、インゲンと鶏肉の焼き春巻きなど、健康志向に配慮した料理27品目。福岡さんは「地元農家が育てた旬の野菜やハーブ、卵、肉、播磨灘の魚、伝統製法の調味料を使った健康的な料理を味わってほしい」と、提供する素材の安心感をアピールする。
ドリンクバーでは、自家製無添加の野菜ジュース3種類、オリジナルブレンドのハーブティー8種類、ホットコーヒー、ほうじ茶などをそろえる。
福岡さんは「開店当初は立地面からの不安もあったが、現在は地域の人から他県の人まで多数来店いただき、予約もたくさん頂いている。今後は地元の若い人が帰ってきて、新しい発想と行動力で山之内ブランドを盛り上げてほしい」と、店舗を起点とした地元の活性化に期待を寄せる。
営業時間は9時~17時(ランチは11時30分~15時30分)。ランチの料金は、一般=1,800円、65歳以上=1,500円、小学生=900円、幼児=500円。ランチタイム以外は540円でドリンクバーを提供する。