姫路市の名古山霊園北に11月8日、洋菓子店パティスリーナナ(姫路市東辻井4、TEL 079-295-2757)がオープンした。
店舗面積は28坪。製造ブースが18坪、販売ブースが10坪。店内は、昔飼っていたリスをコンセプトに、森を想定した色使いで、ドアは緑と茶に塗り分けた木製。棚も木製とし、ショーケース周りや壁周りは、雪をイメージして白で統一した。店主の山岡秀康さんは「リスのように愛らしくかわいがってもらえるようにとの思いから店を作った。
山岡さんは、洋菓子店で19年の修行してきた。自分の店を持つことが夢で、念願をかなえた。奥さんも洋菓子店、和菓子店を合わせて13年の経験を持つ。
洋菓子は常に20種類ほどをショーケースに置く。焼き菓子は15種類ほど。今後はまだまだ増やしていくという。ナナのロールケーキ(1188円)は、スフレ生地を作るとき、卵黄と卵白を分けて、ひと手間かけることで食感が柔らかくなるという。焙煎(ばいせん)モンブラン(432円)は、「栗を焙煎することで香りとうまみが凝縮されているので、この季節にはぜひ食べてほしい」と山岡さん。
洋菓子は、ほかにシュークリーム(194円)、いちごショート、チョコレートケーキ、練乳いちご、秋のタルト、ガトーショコラ(378円)、ベイクドチーズケーキ(356円)、キャラメルバナール(388円)、フルーツタルト(399円)、イチゴタルト(421円)、デコレーションケーキ(5号=3024円)など。焼き菓子のギフト詰め合わせは予算に応じて自由に組み合わせることができる。姫路中央卸売市場の東洋フルーツから果物を直送してもらっており、新鮮なフルーツを使いたいので、作り置きはしないという。
「実家が店の近くなので、小さいころからよく遊んだ場所。なじみのある場所に店を作ったので、一番にご近所さんに愛されるお店になりたい。ケーキ屋と言えば、ナナと思い出してもらえるように認知度をあげていきたい」と山岡さん。「大切な人に持っていってもらえるよう、お菓子とラッピングに力を入れていきたい。ギフトに使うなら、『ナナのお菓子やね』と言ってもらえるように努力していきたい」と奥さん。誕生日ケーキの予約は1日前、クリスマスケーキの予約は12月20日まで受け付ける。
営業時間は10時~19時。火曜定休。