姫路城前の大手前公園(姫路市本町68)で10月18日・19日、「姫路城応援フェスティバル2014」が開催された。
来場者は主催のツイッター姫路交流会によると2日間で約16,000人。平成の大改修で真新しくなった姫路城が来春公開されるのを広く告知することなどが目的。4回目となる今年は好天に恵まれ、青空の下、すでに囲いが取れ、しっくいの白も真新しい姫路城をバックにさまざまな催しが行われた。
18日は、オープニングセレモニーに続いて、ファッションショー&ダンス、民謡集団鯱(しゃち)による和太鼓演奏、シンガー・ソングライターらのライブなど、ステージイベントが繰り広げられた。ステージイベントの締めくくりとしてよさこいチームによる踊りが披露された。19日は、事前に募集していた姫路城ぬり絵コンテストの表彰式、戦国時代の語り部「春うらら組」のパフォーマンスやご当地アイドルKRD8のライブをはじめ、ダンスやバンド演奏が繰り広げられた。スタッフダンスでは、全くの初心者の実行委員会メンバーが練習を重ねた成果を披露し、アンコールの声も上がるなど会場は盛り上がった。
ステージ周辺では、ご当地グルメなどが楽しめるおもてなし物産展や、フリーマーケットも開催され、訪れた来場者をもてなした。車でけん引する移動式炉端やベビーカステラの移動販売車も登場。大人から子どもまで、幅広い層が楽しんだ。姫路駅から会場までの商店街などでは、チェックポイントで武者姿など歴史装束に身を包んだスタッフが出迎えるスタンプラリーが行われ、子どもたちが歴史クイズに答えながらゴールを目指す姿が見られた。
18日は日が暮れてからも照明が入り、21時までイベントが行われた。18時から、姫路城の修復の様子を写した定点カメラの映像を動画にした「姫路城パラパラ動画」も上映。同交流会では、「今後もさまざまな企画を考え、城周辺の夜のにぎわいも演出し、姫路を訪れた宿泊客へのおもてなしを定着させていきたい」としている。
スタンプラリーのスタッフとして町人姿で参加者を出迎えた吉田肇さんは「初めて参加した。手作り感のあるイベントで秋晴れの下、楽しい一日を過ごせた。姫路城の修復も終わるので、今回で最後と聞いており残念」と話していた。