JR姫路駅中央コンコース北口で5月12日、ゆるキャラも参加して薬物・銃器の取り締まり街頭キャンペーンが行われた。
同キャンペーンは、麻薬や覚せい剤などの不正薬物、銃器などの密輸防止のため、姫路税関支署、姫路海上保安部、姫路警察署などが、今月末までの「薬物および銃器取締強化期間」に合わせて合同で実施した。
参加したのは税関イメージキャラクター「カスタム君」、海上保安庁のマスコット「うみまる」などゆるキャラ4体。約40人の職員とともに、ボールペンやメモ帳などの啓発グッズを配り、密輸防止と情報提供を呼び掛けた。
不正薬物の押収量が9年ぶりに1トンを上回る深刻な状況から、姫路税関支署の豊住辰也管理課長は「身近な問題として知ってほしい。近年は50代以上の人が知らぬ間に運び屋にされているケースも多い。何か不審を感じたら、小さなことでも知らせてほしい」と訴える。
姫路市在住の吉田賢司さんは「自分には実感がない。ただ、危険がより身近になっているということで、将来の子どもの環境が心配。親と子どもが密輸について話す機会も大切」と話す。
麻薬や拳銃などの不審情報の提供は密輸ダイヤル(TEL 0120-461-961)まで。