山陽電鉄が運行する直通特急に1月12日、放送中のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」のラッピングを施した車両「官兵衛号」が投入され、運用が始まった。
直通特急は、山陽姫路から神戸高速鉄道を経由して阪神梅田を結ぶ列車。ラッピングを施したのは同電鉄が所有する5030系の1編成6両で、先頭車両には、主人公・黒田官兵衛が目を細めて足を引きずりながら歩く姿が番組のタイトルロゴと共に入る。ポーズはドラマの宣伝ポスターと同じ。官兵衛役の俳優・岡田准一さんの人気もあって、沿線の注目を集めそうだ。
同日、山陽姫路駅(姫路市南町)で出発式を実施。同電鉄の上門一裕社長ほかNHK関係者や姫路市長らが出席し、テープカットで同編成のデビューを祝った。式には姫路市のキャラクター「かんべえくん」も登場。オリジナル曲に合わせて体を動かす「かんべえくん体操」の披露で盛り上げた。
同編成は13時53分、阪神梅田へ向けて出発。2015年1月中旬まで直通特急を中心に運用され、姫路城や国府山城跡、英賀城跡など姫路市内を中心に点在する黒田官兵衛ゆかりの地への旅客誘致に一役買う。
運行時刻はホームページで確認できる。