姫路のショッピングモール「ひめじ花の北モール」(姫路市増位新町1)壁面に11月16日、動物園をテーマに描かれたアート作品「動物園3Dアート看板」がお目見えした。
姫豊バイパスと野里街道を東西につなぐ幹線道路沿いに出現した同作品。ゾウやキリン、シマウマといった動物立体的に描くことで、壁面から飛び出して来るかのような視覚効果を演出する。同モールを運営する「花の北モール協同組合」が市内の専門業者に製作を依頼。買い物客らを喜ばせようと取り付けた。
「毎日のように前を通る。誰がどんな目的で取り付けたのかが分からず気にかかっていた」と、看板前の停留所でバスを待っていた竹下ふみ恵さん(姫路市在住)。「せっかくなので、タイトルを紹介するなどもう少し説明があれば。3連休に孫が遊びに来るので、見せてやりたいと思う」と話した。
同モールでは今後、近接のJR野里駅を起点に地元を紹介するガイドマップの製作も予定。作画は地元の版画家・岩田健三郎さんが手掛ける。マップはパンフレットに仕立て、12月中旬から銀行や公共施設などに設置。3000部を無料で配る。
同モールの福原康夫さんは、「いずれも地域活性化が目的。白國神社や増位山随願寺といった名所旧跡の散策を看板と併せて楽しんでもらえれば。2014年の大河ドラマ主人公・黒田官兵衛ゆかりの廣峯神社も近い」と来街を呼び掛ける。