姫路のラーメン店「光正ラーメン」(姫路市佃町、TEL 079-283-7173)は7月1日より、1日20食限定で新メニューの提供を始めた。
同店は、但馬産の豚ガラ、赤どり、淡路産のタマネギなどを長時間煮込んだ濃厚なトンコツスープが特徴のラーメン店。味の決め手となる「元ダレ」には、カツオ節、サバ節のほか、サンマ節、アゴ干し、カキ干し、タイ干しなど15種類の素材が入る。
以前は溶接工の仕事をしていたという店主の赤石光正さんは、ラーメン店での修業経験はなく、ラーメンの作り方はすべて独学。「おいしいといわれるラーメン店を食べ歩き、書籍などを参考にしながら何度も試作を繰り返し」(赤石さん)、2004年11月に同店をオープンした。
赤石さんは「最初は全くの未経験だったので大変だった。メニューのラーメンは1品だけで、利用客も少なく1年半ほど暇が続いた。おかげで新メニューの開発に多くの時間を費やすことができた(笑)」と振り返る。
主力メニューは「濃厚トンコツラーメン」だが、昨年3月から魚介ベースのつけ麺を新メニューとして提供したところ、徐々に人気となり「今年に入ってからはつけ麺が一番売れるメニューになった」(同)という。
新メニュー「冷し坦々つけ麺」は、コシのある平打ちぢれ麺を、カツオ、サバ、昆布などをブレンドした和風だしに芝麻醤(チーマージャン)とラー油を合わせた冷たいつけダレで食べる。価格は並=790円、大盛=860円。作業に手間がかかるため1日20食限定で、8月31日まで提供する。
営業時間は11時~15時、17時~22時。月曜定休。