姫路市内の浜手にある市民センター3館が現在、ガラス工芸を体験できる講座の受講者を募集している。
受講者を募集するのは、広畑(姫路市広畑区正門通1)と網干(網干区垣内中町)、飾磨(飾磨区玉地1)の市民センター3館。市民センターは、会議室などを備える複合施設として姫路市が設置してきたもので、市内に16館ある。ほとんどのセンターには市民課の出張窓口も併設。地域コミュニティーの核として機能する。
センターの運営は現在、16館中12館で市が指定する民間事業者(=指定管理者)が受託。広畑と網干、飾磨の3館は、NPO法人「姫路コンベンションサポート」(二階町)「あぼしまちコミュニケーション」(網干区余子浜)とNTTファシリティーズ(東京都港区)の3法人から成る共同事業体が受託し、2012年4月から運営してきた。今回の講座は、同事業体が自主事業として実施するもの。担当の東夏子さん(NTTファシリティーズ)は、「従来センターを利用して開いてきた『市民講座』などに加えての実施。市民がもっと気軽に受講できる講座になればと企画した」と振り返る。
講座で体験できるガラス工芸は、「フュージングガラス」と呼ばれる技法。組み合わせた色ガラスを電子レンジで加熱することでつなぎ合わせ、ペンダントや指輪といったアクセサリーや、携帯ストラップなどを作ることができる。
「2時間30分という短時間の講座。内容も女性を意識した」と東さん。「受講をきっかけに、市民センターの存在や利用価値を、より幅広い世代にアピールできれば。自主事業は今後も企画していきたい」と話す。
開講日と開講時間は以下の通り。
広畑=6月17日(13時30分~、18時30分~)、飾磨=6月24日(9時30分~、13時30分~)、網干=7月1日(9時30分~、13時30分~)。いずれも受講料は1,000円。広畑市民センター(TEL 079-236-2480)まで要申し込み。