姫路で福祉用具の体験イベント-「歩く」テーマに2社がコラボ

足こぎ方式の車いす「プロファンド」を試乗する参加者の様子

足こぎ方式の車いす「プロファンド」を試乗する参加者の様子

  • 0

  •  

 姫路の大型ショッピングセンター「イオンタウン姫路」(姫路市延末)内「まちコミホール」で8月19日、「歩く」をテーマに福祉用具への知識を深めるイベントが開催された。

説明にあたる福祉用具専門相談員

[広告]

 同タウン内で保険相談窓口「みつばち保険ファーム」を運営するマーベリック(飯田)と、福祉用具の総合販社「ジャパンアイテムコーポレーション」(=以下JIC、北条梅原町)の共催により地域貢献の一環として開かれた同イベント。同窓口で取り扱う保険商品のうち、「生命保険各社などが提供する民間介護保険へ関心を寄せながらも、介護そのものへの実感には乏しいという声をよく聞く」とマーベリックの生田裕也さん。「まずは身近な福祉用具を紹介することで、介護をもっと身近に考えてもらうきっかけを作ろうとイベントを企画した」と話す。

 イベントのテーマ「歩く」は、生田さんの友人で同イベントへ全面的に協力したJIC社長・松浦久美子さんの提案によるもの。「転倒による骨折をきっかけに介護が必要となる高齢者の割合は高い」と松浦さん。「身近な福祉用具の紹介が目的の同イベントでは、転倒へのリスクを軽減する福祉用具の重要性を知ってもらうことが一番と考えた」と説明する。

 当日は、JICが取り扱うつえや歩行器、車いすといった福祉用具を会場内で展示。同社の福祉用具専門相談員・蒲原臣哉さんが、集まった約20人の参加者を対象に用具の開発目的や使用方法の説明にあたったほか、車いすの体験試乗会も実施。足こぎ方式の車いす「プロファンド」などへ実際に乗車し、バリアフリー構造のショッピングセンター内を周回する参加者らの様子が見られた。

 「『歩く』ことの大切さを訴えると同時に、新開発や改良により発展著しい福祉用具を紹介するいい機会になった」と松浦さんは振り返り、生田さんも「提供した情報を、今後の生活設計に生かしてもらえれば」と期待を寄せた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース