姫路商工会議所（姫路市下寺町）で6月2日・3日に開催された招待客限定イベントのアトラクションに、姫路出身の大道芸人でバルーン・アーティストの「バルーンパフォーマー アキ」さんが登場し、華麗なバルーン・パフォーマンスを披露した。

　姫路市安富町出身のアキさん（大阪市在住）は、ツイストバルーンと呼ばれる細長い風船を操りながら組み合わせることで動物やキャラクターなどを造形するバルーン・アートの国内第一人者。ファッションモデルの経験もあるというアキさんの甘いマスクと巧みなMCに魅了される女性ファンは数多く、「バルーン王子」「風船王子」のニックネームで知られる。

　「当初、バルーン・アートは趣味の一環だった」とアキさん。「ジャンルはなんでもいい。トップに立て」という父親の言葉をきっかけに奮起し、2006年・2007年にはバルーン・アートの全国大会「ザ・ツイスターズコンテスト」で連続優勝したことをきっかけにプロ入り。バルーン・アートとマジック（手品）とを組み合わせた「バルーン・パフォーマンス」の大道芸人として活躍するほか、同コンテストの審査員も務める。

　「子ども向けのアトラクションとされがちなバルーン・アート。衣装やBGM、場面展開などに工夫を重ねることで、大人も楽しめるパフォーマンスとして完成度を高めてきた」とアキさん。現在は関東や四国に招かれることが多いというが、「ぜひ地元での出演の機会を増やしたい。大道芸の本場・ヨーロッパでの修業も視野に入れている」と意気込みを語る。

　アキさんのプロフィールなど詳細はホームページで確認できる。