姫路パルナソスホール(姫路市辻井9)で4月15日、姫路交響楽団が定期演奏会を開く。
1974(昭和49)年に発足した同楽団。メンバーは主に姫路市内の音楽愛好家で、現在約75人を数える。発足以来指揮者を務める黒田洋さん指導の下、春秋の定期演奏会をメーンに活動するほか、1989年の姫路市制100周年記念演奏会で披露、初演となった「交響詩『ひめじ』」(池辺晋一郎作曲)の演奏に携わり続けるなど、姫路地域に根ざした音楽活動で知られる。
67回目となる今回の定期演奏会では、近代ロシアの作曲家ストラビンスキーの作品を初演奏。難曲とされる「バレエ『火の鳥』組曲(1919年版)」に挑むほか、ベートーベンの「劇音楽『エグモント』序曲」とシューマンの「交響曲第3番変ホ長調『ライン』」も曲目に加える。
「ストラビンスキー作品への挑戦には、『ついに彼の曲を演奏できるまでになった』という感激を覚える」と同楽団ホルン担当の鉄川祐将さん。「確かに『火の鳥』は難曲。ベストを尽くしたい」と本番への熱意を見せる。
開場13時、開演14時。小学生未満の幼児は入場できない。詳しくは同楽団のホームページで確認できる。