姫路城前の大手前公園(姫路市本町)で現在、「第40回 ひめじ緑いち」が開催されている。
姫路に春の訪れを告げるイベントとして親しまれ、毎年3月下旬に開催されている同イベント。園芸植物の「せり売り」が体験できる「花と緑のせり市」をはじめ、植木や草花、園芸資材の展示即売会など約2万人の人出でにぎわう。
開催40回を記念する今回は、プロの指導による庭づくり講習会やガーデニングコンテスト、植木職人3人が実演する「松の剪定(せんてい)講習会」など、初の試みとなるプログラムも多数用意。福引や兵庫県花「ノジギク」の配布を行うほか、移動販売車によるスイーツやドリンクの提供も。
会場を訪れた松本長行さん(姫路市在住)は、「姫路は趣味の園芸が盛んな街。このイベントを楽しみに待つ愛好家も多いと聞く」と話し、「中にはこのイベントを毎年の『園芸事始め』とし、その年植え付ける樹木や花を決める人がいるほど」と、即売会に並んだ園芸品を熱心に品定めし、梅とオダマキの鉢を手にほほ笑む。
ソフトクリームの一種「アイスコルネット」の移動販売車「りっぷる」の廣部知里さん(姫路市)は、「家族で楽しめるイベント。春の一日を多くの人に楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は9時30分~17時(最終日は16時まで)。雨天時のプログラム変更に注意が必要。今月26日まで。