姫路科学館で「宇宙学校」-姫路出身のロケットエンジニアも授業

「科学者はなぜ宇宙を目指すのか」を説明する阪本校長

「科学者はなぜ宇宙を目指すのか」を説明する阪本校長

  • 0

  •  

 JAXA(宇宙科学研究所)の研究者が講師を務める「宇宙に夢中! 宇宙学校 ひめじ」が1月29日、姫路科学館(姫路市青山)で開催された。

[広告]

 宇宙科学に対する理解を深めてもらうことを目的に開催する同イベント。講演は授業形式で行われ、授業の大部分を参加者からの質問に充てながら最先端の宇宙科学を紹介する。

 1時限目は、JAXAで次世代ハイブリッドロケットエンジンなどの研究を続ける姫路出身のロケットエンジニア・北山幸樹さんが「ロケットってなんだろう?」と題し、ロケットの仕組みや種類、速く飛ぶための秘密などを紹介。参加者した児童から「ロケットを打ち上げるにはいくら掛かるの?」「有人宇宙ロケットはいつごろできるの?」などの質問が投げ掛けられた。

 2時限目は「宇宙誕生の様子をさぐれ!」と題し、研究員の津村耕司さんが赤外線天文衛星「あかり」や宇宙の仕組みについて紹介したほか、土谷光弘さんがクイズを交えながら地球観測について紹介。「宇宙人はいるの?」「どうやったら地球温暖化を防げるの?」など、さまざまな質問の一つひとつに丁寧に答えた。

 閉校式では、校長の阪本成一さんが宇宙に憧れる子どもたちに向けて「JAXAではいろいろな個性を必要としている。どんな分野でもいいから一生懸命やって『これだけは自信がある』というものを持って挑んでもらえれば」とアドバイスした。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース