乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝えるキャンペーン「ピンクリボン in ひめじ」が10月1日、イーグレひめじ(姫路市本町)で開催される。
「ピンクリボン」は、乳がんの正しい知識を広め、早期発見・早期治療の推進などを目的に世界規模で行われる啓発キャンペーン。毎年10月をピンクリボン月間とし、東京タワーや東京都庁、神戸ポートタワーなど代表的な建物をピンク色にライトアップして認知度を高めるなど、「乳がん撲滅」を目指し、全国各地でキャンペーンが展開されている。
姫路では初めてとなる同キャンペーン。兵庫県の乳がんの検診率は14.5%、姫路市内では12.1%と全国的にも低いことから、「検診率の向上を目指しピンクリボン運動を広げよう」と乳がん患者と家族の会「Himeji『オリーブの会』」が企画した。
当日は、姫路聖マリア病院(仁豊野)乳腺外科部長の丸山修一郎さんが「乳がん早期発見の重要性」を説く啓発セミナーを行うほか、いしづか乳腺外科クリニック(下手野)の石塚真司院長による乳がん相談、乳房模型による「しこり」体験、マンモグラフィー搭載検診バスの見学会なども予定する。
「乳がんは、早期の治療でほとんど治癒できるので決して怖い病ではない」と同会の小松りかさん。「乳がんについて正しい知識を身につけてもらい、早期発見・早期治療で大切な命を守ってほしい」と呼び掛ける。
開催時間は14時~16時30分。入場無料。