ライブハウス「姫路ベータ」（姫路市本町、TEL 079-222-0486）が11月11日、オープン30周年を迎えた。

ステージ

　1995（平成7）年にオープンした同店。ライブハウス営業のほか、隣接するリハーサルスタジオにはレコーディング設備を備え、地元音楽バンドの活動拠点として活用されている。音響設備の貸し出しや楽器修理、インターネット販売なども行い、音楽関連事業を幅広く展開している。ライブハウスの収容人数はスタンディングで約160人。JR姫路駅から徒歩約10分の立地にあり、地域密着型のライブハウスとして知られる。

　「ベータミュージック」社長の田中克典さんによると、これまで「MASCHERA」「illumina」「TRANSTIC NERVE」「Psycho le Cemu」など、姫路発バンドが同店を拠点に活動し、全国での活躍につなげた例もあるという。

　30周年を記念し、11月2日はアクリエひめじで特別イベント「Novastalgia（ノヴァスタルジア）」を開催する。同店ゆかりのアーティストが出演し、これまでの歩みを音楽で振り返るステージが行われた。当日はマルシェや記念グッズ販売もあり来場者でにぎわった。

　田中社長は「30年間続けてこられたのは、出演アーティストや来場者の支えがあったから。今後も地域とともに音楽シーンを盛り上げていきたい。来年3月にはアクリエひめじで新たな音楽イベントを予定している」と話す。