映画祭や上映会を通じて播磨地域の映画文化の普及と活性化を目指す「エクラン・ドゥ・ハリマ」(姫路市総社本町、TEL 079-281-7980)は6月19日、姫路のコミュニティースペース「納屋工房」(本町)で短編映画の上映会「シネマナイト」を開催した。
同イベントは、8月7日の「お城まつり」に合わせて開催する「ひめじ国際短編映画祭」のプレイベントとして開催されるもの。5月から7月まで毎月1回開催し、昨年同映画祭で入選した作品のほか、選外の優秀作品などを上映する。
作品は、1分30秒のものから30分のものまでさまざま。2回目となった今回は「アロマティックショート」と題し、七尾一哉さんの「放課後、エメラルド」(9分27秒)や青木克齋さんの「へなこ」(17分51秒)、昨年の同映画祭で奨励賞と観客賞に輝いた佐藤福太郎さんの「しあわせならたいどでしめそうよ」(29分55秒)など「癒やし」をテーマにした作品が上映された。
そのほか、当日はサッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の日本代表チームの対オランダ戦の試合日でもあったことから急きょ会場に生ビールサーバーを設置。上映会終了後は参加者全員が生ビールを片手にサッカー観戦を楽しんだ。
同団体事務局長の奥村由佳子さんは「次回のテーマは『ファンタスティックショート』。昨年の映画祭でグランプリに輝いた澤田裕太郎さんの『奴との遭遇』など6本を上映する。ぜひこの機会にお城の見えるすてきな会場で短編映画の魅力に触れてもらえれば」と期待を寄せる。
次回のシネマナイトは7月10日を予定。上映時間は19時~20時。入場無料。