
「ざっかカフェ灯(あかり)」(姫路市大野町、TEL 080-9470-0409)が4月11日、オープンから3周年を迎えた。
同店は築100年の古民家を改装して開業。店舗面積は約30坪。テーブル=6卓18席。中庭のテラスにはテーブル6席を用意する。ペット同伴での利用も可能(要予約)。
店内では、カフェのほか、子ども服や食器、バッグ、小物類などの雑貨を販売。来店者がカフェの待ち時間に雑貨を楽しめるよう、商品を店内に配置している。
開業当初から店長を務める高田早樹さんは「通行量の少ない立地のため認知に時間を要したが、SNSを活用して情報発信を続けてきた」と話す。外観から雑貨店に見えることもあることから、オープン当初は店頭で呼び込みも行っていたという。
スタッフの多くは子育て中の女性で、ベビーカーが通れるように席の間隔を広く取るなど、子連れ客への配慮も行っている。店内では子ども向けのワークショップも開催。夏休み期間などには、親子で参加できる企画や、子どもが参加中に保護者がカフェを利用できるよう工夫を凝らしている。
3月からは、カフェで提供するトーストを米粉に変更。米粉は地域住民と土作りから取り組んだ米を使い製粉し、姉妹店「るみえる」(姫路市四郷町坂元)が製造する食パンを用いている。
メニューは、厚さ約4センチのトーストを使った「ジャムとバタートースト」「あんこときなこトースト」(以上1,000円)、「ピザトースト」「キーマカレートースト」(以上1,100円)など、いずれもドリンク付きを用意する。
高田さんは「テイクアウト販売の開始など新しい取り組みも行ってきたが、変わらずに続けることも大切にしたい。時代に合わせた変化と変えない部分の両方があるからこそ、地域の方に親しんでもらえているのだと思う」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~15時。日曜定休。