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姫路の居酒屋「遊膳」、火災を乗り越え営業再開 前店の雰囲気を残し

店主の片岡敬介さん

店主の片岡敬介さん

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 火災で休業していた居酒屋「遊膳」(姫路市呉服町、TEL 079-287-8872)が移転オープンして1カ月がたった。

店内

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 「遊膳」は2011(平成23)年に店主・片岡敬介さんが開業。今年4月15日、テナントビルの2階から発生した火災に巻き込まれ、営業停止に追い込まれた。幸い、開店前だったため、片岡さんや従業員にけがはなかったが、1階に入居していた同店は大きな被害を受け、同所での営業再開を断念した。

 徒歩約3分の距離にあるみゆき通り商店街に移転し、9月1日に営業を再開。店舗面積は約15坪。席数は、カウンター=6席、掘りごたつ席=4卓16席。前の店舗の雰囲気をできるだけ残し、店内の色調はダークブラウンで統一。カウンターと掘りごたつのみのシンプルな配置や、入り口で靴を脱ぐスタイルも踏襲したという。「以前のままの雰囲気で再開できるよう心がけた」と片岡さん。

 メニューは「黒豆の枝豆」(490円)、「セロリの刺身」(490円)、「海鮮カルパッチョ」(1,480円)、「ひねぽん」(550円)、「チキン南蛮」(1,078円)、「すき焼き春巻き」(814円)、「穴子だしまき」(880円)、「クリームチーズの天ぷら」など、以前と同様のラインアップをそろえる。

 片岡さんは「客からは『復活してくれてありがとう』『前の店と変わらない』という声が多く、連日のように予約が入り、ほっとしている」と話す。

 営業時間は17時~23時。日曜定休。

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