新年を迎えた播磨国総社(姫路市総社本町)は、初詣に参拝する市民らでにぎわった。
好天に恵まれ、穏やかな年明けとなった同神社拝殿には、早朝から順番を待つ参拝客が6列に並んだ。
参拝に訪れていた姫路市内在住の植村壽之さん、憲子さん夫妻は「氏神様に初詣に来た。一年間の感謝と今年の多幸を祈った。姫路駅前で貸衣装と写真館を営んでいるので、スタッフともども健康で成人式や卒業式を無事に迎え、良い年になるよう願った」と話した。姫路市内から参拝に来た親子3人連れは「風邪をひかず、健康に過ごせるよう祈った」と話した。
世界遺産・国宝姫路城(姫路市本町)でも、開城時間の9時を待ちわびた観光客らが多数訪れた。海外からの団体客もガイドの先導を受けながら入城していった。大手門前では、観光客を出迎える人力車に早速乗り込み、姫路城周辺の観光に向かうカップルやグループ客も見受けられた。
新型コロナウイルスの影響から解き放たれたような、穏やかな年明けとなった。