姫路城登城口に長蛇の列-大天守の工事を前に観光客続々

桜が咲き始めた姫路城内で登城を待つ観光客。大天守は12日から素屋根で隠れて行き、約5年間姿を隠す。

桜が咲き始めた姫路城内で登城を待つ観光客。大天守は12日から素屋根で隠れて行き、約5年間姿を隠す。

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 姫路城は現在、大天守の工事が始まる前に登閣しよう詰めかけた観光客らで行列ができ、平日にもかかわらず異例のにぎわいをみせている。

登城を待つ観光客の様子

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 大天守を覆う素屋根の建設は4月12日から始まる。工事が始まると一時登閣ができなくなることから、現在、登城口には大天守に登ろうと詰めかけた観光客で連日長蛇の列ができている。誘導員は「ピークになる12時ごろには、登城口から桜門橋を越えた武者溜り辺りまで行列が続く」と話す。29日の来城者は昨年の約2.3倍となる1万5,216人を記録した。

 混雑を避けるため、姫路市は4月11日まで開城時間を通常より1時間早い朝8時に設定。誘導員60人を配置したほか、簡易トイレや臨時駐車場を設けるなどして対応している。

 姫路城管理事務所の村田和宏所長は「工事が始まると入城できないと勘違いしている人も多い。入れなくなるのは天守閣だけ、百間廊下がある西の丸などそれ以外は通常通り見学できる」と話す。「桜が満開になる今週末には、観光客と花見客とで大混雑が予想される」とも。

 開城時間は9時~16時(11日までは8時~16時、4月29日~8月31日は9時~17時)。工事2015年春まで続く。

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