シューズブランド「はきごころ」(姫路市呉服町)がオープンして1カ月がたった。
同工房は姫路皮革を使った靴のブランド。ブランド名は、「はきごこち」と「きごころ」を掛け合わせた造語。
同ブランドを立ち上げた平松りょうすけさんは、靴の専門学校を卒業後、靴製造業に勤務した。「全身の構造をもっと知りたい。一人一人に寄り添った靴を作りたい」と思い、再び専門学校に通い、病気や事故で手足を失った人や身体に障がいがある人のための補助道具を製作する義肢装具士の国家資格を取得した。
平松さんは「左右で足の大きさや癖が違う人も多く、既製品の靴では対応できない悩みも多い。オーダーメードなので機能面だけではなく、理想のデザインを形にできる」と平松さんは笑顔を見せる。「お客さまの生活スタイルやファッションを理解して寄り添い、足元から支えることができれば」とも。
オーダーメードの靴の制作だけではなく、靴のメンテナンス、既製品の靴の修理やソールの入れ替えなども受け付けている。
完全予約制。予約はインスタグラムで受け付ける。