第11回「ふるさとかかしサミット」が11月7日、奥播磨かかしの里(姫路市安富町関)で行われる。
会場のある関地区は市北西部に位置する安富町の最北にあり、2021年10月現在の住民は13人。2009(平成21)年から村おこし活動「奥播磨かかしの里」を行い、約130体のかかしを設置している。
今回のサミットでは新型コロナの感染防止対策として、「田舎暮らし見本市」と題し、参加団体や企業の協力を得て展示物は1カ所に集中させず、集落一帯に分散させる。
当日は、農業体験、神姫バスによる「かかしバス」展示、安富町消防団による消防車展示、コープこうべによる移動販売車出店、かかしと一緒に野良着記念撮影体験を展開する。
神姫バスの協力で一日4往復、山崎~会場間の臨時バス運転も行う。単なる通行手段ではなく、かかしが同乗する「かかしバス」として運行する。イベント実行委員長の岡上正人さんは「神姫バス本社・営業所の皆さまに大きな協力を頂いた。できるだけ多くのかかしを乗せ、乗客がかかしと一緒にバスの旅を楽しむアトラクションにしたい」と話す。
「都会に住む住民との交流人口を増やす機会を作りたい。特に熱心に田舎暮らしや、2拠点生活を考える人たちに活動の場を提供し応援していきたい。そうすることで地元住民との信頼関係も深まり、将来の円滑な移住につながると考えている」とも。
開催時間は10時~15時。