高級食パン専門店「サボれサボーれ」(姫路市香寺町犬飼台、TEL 079-265-0380)が10月9日、グランドオープンした。
高級食パンの製造販売に特化した同店。姫路市香寺町で40年続く喫茶店「Caffe La Karin」の新事業として敷地内に隣接する。店舗面積は13坪。
近年、ファストフードやコンビニカフェの攻勢などにより、コーヒーマーケットは大きく変わり、喫茶店経営は厳しい状況が続く。新型コロナウイルス感染拡大でさらに打撃を受ける中、新たな事業に乗り出した。
店舗と商品は、ベーカリープロデューサーで、ジャパンベーカリーマーケティング社長の岸本拓也さんにプロデュースを依頼した。岸本さんがプロデュースするパン店は、「小麦色のララバイ」(大津区新町1)に続き、姫路市内で2店舗目。
担当の金井崇さんによると、岸本さんの「パンで街を元気にする」という考えに「これや」と直観し、パン業界へ参入を決めたという。金井さん自身も「コーヒーで街を元気にする」と喫茶店経営に取り組んでおり、共感したという。
店名の「サボれサボーれ」は、イタリアで愛する相手を呼ぶときの呼称「アモレアモーレ」と語感が似ていることから付けた。
提供する食パンは、独自製法で製粉した小麦粉に北海道産バターと濃厚なジャージー牛乳を加えたプレーン「朝道楽」(800円)と、レーズン入り「サリュ レザン」(980円)の2種類。「ミルクジャム」「皮付きピーナッツクリーム」(以上860円)、「オリーブオイル&チーズ」(920円)、「レモン蜂蜜」(970円)や「たっぷりたまごサンド」(450円)、「アンデス高原豚カツサンド」(590円)なども販売する。
金井さんは「店名のごとく、思わずサボりたくなる地域の癒やしの場となりたい。食パンを買って、隣の喫茶店でサボってほしい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~18時(パンが無くなり次第終了)。