イーグレひめじ1階 東アトリウム(姫路市本町)で12月26日、屋外に飾ったイルミネーションの美しさを競う「第7回 冬のイルミネーションコンテスト」の表彰式が開かれた。
同賞は、姫路市内の個人住宅(共同住宅を含む)または団体(企業、商店のイルミネーションは除く)の屋外イルミネーションを対象としたもので、応募で集まった写真から審査委員が選考、現地審査を行い、最も周囲を明るく、楽しく演出した作品に賞を贈るもの。
優秀賞には、西下克己さん、登代子さん夫婦(飾磨区)が輝いた。西下さんがコンテストに参加するのは今回で4回目。「もともとは自宅の庭だけを飾っていたが、『今年もやるの?』という周囲からの期待に応えようと年々グレードアップしていくうちに家全体を覆うイルミネーションへ成長した」と西下さん。
イルミネーションは10月の中旬から準備を始め、取り付けと点灯の作業を繰り返しながら全体的なバランスを調整。約1カ月で完成する。西下さんは「とにかく子どもは良く見ているので、毎年楽しんでもらえるよう過去に使った電飾は使用していない。一度使用したものはいったんしまっておいて皆が忘れたころに使用する(笑)」と笑顔で明かす。
同コンテストを主催するNPO法人「あかりの街ひめじ」(姫路市中地南町)の中村隆弘理事長は「今年は不景気の影響もあるのか応募数が少なかった。最優秀賞の該当者もなかったが今後もコンテストを続けていき、明かりでこの不景気を吹き飛ばしたい」と話す。