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姫路フォーラス閉館 別れを惜しむ客ら詰め掛ける

姫路フォーラス最後の日

姫路フォーラス最後の日

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 姫路駅近くのファッション専門店などが集まる商業ビル「姫路フォーラス」(姫路市東駅前町)が1月31日、閉館した。

最後のあいさつをする山田館長

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 同館は1971(和暦)年にジャスコ姫路店として開店、1987(和暦)年3月にフォーラスとして再出発した。小溝筋商店街を挟んで東館と西館に分かれて立つ8階建ての同館。ファッション専門店をはじめ映画館、飲食店、スポーツ用品店など、約110の多彩な店舗が入居していた。開店から45年が過ぎ、近隣の商業施設との競合激化や建物の老朽化などにより閉館を決めた。

 最終日となる31日は、終日名残を惜しむ客でにぎわった。閉店時間の20時を迎え、店員らが整列し、閉店あいさつが始まると同店入り口前の街路は詰め掛けた市民で埋め尽くされた。セレモニーを終え、シャッターが下り始めると女性客らが「ありがとう」と声を掛けたり、涙したりする姿が見られた。

 市内在住の井川淳さんは「子どものころから両親に連れられ、青春時代は映画やおしゃれに興味を持ち通った。45歳の私と同い年のフォーラスにはもっと頑張ってほしかった」と残念がった。

 閉館後はマンションなどの建設を前提に売却が予定されている。

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