姫路駅南の兵庫県姫路総合庁舎近くで6月、バレエスクール「ballet Studio Roots(バレエスタジオ・ルーツ)」(姫路市北条1、TEL 079-287-9510)のレッスンが始まる。
姫路市出身のバレエダンサー・小笠原亮さんが開設する同スクール。チャイコフスキー記念東京バレエ団の舞台で活躍していた小笠原さんが自ら運営し、後進の指導にあたる。
4歳からバレエを始めたという小笠原さんは、18歳まで姫路で生活。神戸への通学の傍ら宝塚や姫路のバレエスタジオでレッスンを受けながら、プロダンサーとしてのデビューを目指した。2002年の高校卒業と同時に同バレエ団のオーディションに合格。上京し、初舞台を踏んだ。
2004年には、振り付け家のモーリス・ベジャールさんが同バレエ団を指導した「中国の不思議な役人」の娘役に起用され出演。起用には、「当時バレエダンサーを引退したばかりだった小林十一さんの推薦があった」と小笠原さんは振り返る。同作品での娘役は、小笠原さんの「当たり役」にもなった。
小笠原さんは、今年3月に同バレエ団を退団。姫路へ帰郷し、スクール開設の準備にあたってきた。対象は、4歳から成年までの男女で、レベル別に9クラスでのレッスンを予定。シェイプアップや美容が目的の人も受け入れる。
「このスタジオからプロダンサーを輩出することが目標」と小笠原さん。「これから始まるスタジオ見学やレッスンを通じて、芸術的で堅いイメージのバレエを、エンターテインメントの一つとしてもっと身近に感じてもらえるようにもできれば」と意気込む。
レッスン開始は6月21日を予定。詳しくはホームページで確認できる。