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JTB姫路支店など、酒蔵巡る旅行商品開発へ-播磨の酒クローズアップ

酒造好適米「山田錦」が実る田の様子[資料写真]Copyright © Akiyoshi's Room ※ツアーでの訪問地とは異なる

酒造好適米「山田錦」が実る田の様子[資料写真]Copyright © Akiyoshi's Room ※ツアーでの訪問地とは異なる

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 JTB西日本(大阪市中央区)が現在、同社姫路支店(姫路市南駅前町、TEL 079-289-2120)が提案する着地型旅行商品「日本酒のふるさと『はりま』を訪ねる旅」への参加者を募集している。

酒蔵を訪問して見学できる

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 同ツアーは、官民共同での地域活性化を図ろうとする観光庁の取り組みに合わせて同支店が提案。地域資源の旅行商品化による観光交流人口の増加などを目的に、兵庫県南西部の播磨地域21市町から成る「播磨広域連携協議会」と同地域の4酒造組合が地元産日本酒の地域ブランド化を目指して連携する「はりま酒文化ツーリズム協議会」の協力を得て、「播磨は日本酒のふるさと」をテーマに同社が催行する。

 ツアーの催行は10月下旬と12月上旬の2回。いずれも大阪発1泊2日の旅程で、ツアーの商品化を視野に入れモニターを募る「モニターツアー」とした。10月のツアーでは「新酒の仕込み」をポイントに据え、県特産の高級酒造好適米「山田錦」が実る田を見学。見学後は「龍力 本田商店」(網干区高田)の酒蔵を訪れ、仕込みの瞬間に立ち会う。

 12月は「新酒のしぼり」がポイント。約500キロの石を重しにして酒を搾る「石掛式天秤(てんびん)搾り」を国内で唯一用いるとされる「田中酒造場」(広畑区本町3)の酒蔵に入り、普段は非公開の搾り作業をツアー限定で見学できる。

 両ツアーには日本酒への造詣が深いフリーアナウンサー・あおい有紀さんが同行。沿道の酒蔵数カ所のほか酒蔵が残る古い町並みなどを観光できる。宿泊は温泉旅館を利用。旅館では「利き酒大会」も開く。

 「今回はモニターツアー。まずは参加していただくことでご意見をいただき、より良い旅行商品の提供につなげていきたい」と同社広報室の岡部久人さん。「播磨の酒文化に触れながら播磨の『良さ』をあらためて実感してもらえれば」と参加を呼び掛ける。

 旅行代金は1万9,800円~2万5,800円。詳しくはホームページで確認できる。

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