姫路城(姫路市本町)で8月27日から3日間、同城の世界文化遺産登録20周年を記念するスタンプラリーが開催される。
1993年12月、法隆寺とともに国内初の世界文化遺産として登録された同城。現在は、2009年10月から始まった大天守保存修理事業「平成の大修理」が進む。
修理期間中は、大天守を覆う工事用素屋根の内部を一般に公開。愛称を「天空の白鷺(しらさぎ)」とし、50年に1回といわれる大修理の模様を間近に見学できるチャンスを売りに観光客らを集める。同施設への入館客数は、2012年11月に100万人を突破。施設の公開を終了する2014年1月を控え、間もなく達成が見込まれる150万人目の入館にも期待がかかる。
スタンプラリーは、世界文化遺産登録20周年を記念して姫路市が主催。城内の3カ所に設けるチェックポイントでは、同城ゆかりの人物として「黒田官兵衛」「池田輝政」「千姫」の3人に扮(ふん)する人がそれぞれ出迎え、参加者が持参するカードにスタンプを押す。3カ所全てでスタンプを集めた参加者には、記念品を贈呈する予定。
「所要時間は城内の見学時間と合わせ1時間30分から2時間ほど」とラリーを企画した同市城周辺整備室。「この機会に『天空の白鷺』など城内をゆっくり見学してもらえれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は9時~18時。17時までに入城することでカードがもらえ、ラリーに参加できる。入城料は大人=400円(600円、カッコ内は「天空の白鷺」入館料とのセット料金)、中学生以下=100円(200円、同)。29日まで。